脳天直下

よくわからない日記とか

12/18の日記

 なんだか今やたら虚無度数が高く、ぼんやりしている。久々にどこか遠くへ行ってしまいたい系統の虚無。昔は毎日どこか遠くへ行ってしまいたくてわんわん泣いていた時もあったのでどこか懐かしい気持ちだ。今が良くなったわけではなく系統の違う虚無になっただけだけど。

 ちょうど明日は全休なので(厳密に言えば授業を入れてるけど落単することを決めたので行っていない)電車に行ける距離の観光地に行こうかなあ、と思ったり。

でもどこか遠くへ行ったところで何かが良くなることも気分が晴れることも(一時的に晴れるかもしれないけど)何かが変わることもないとわかってしまったのが悲しい。距離的に言えば東京へなら月1,2回ペースでずっと行ってるけど行くたびに慣れるだけで疲労だけが溜まっていく。何も変わりはしない。

 とても感覚的な話だから言葉にするのが難しいが、アキバなんて行く前は”オタクの楽園”でやたら非日常に対するそれに近い憧憬の念を抱いていた。で、実際行ってみると確かにオタクはたくさん歩いているしオタクショップはたくさんある。でもあくまで日常の平行線上に存在しているだけで、憧れていたような非日常はそこにない。雰囲気は肌に合うので好きではあるけれども。

憧れていた場所ですらこうなのだ、だったら他の場所にただ遠くに行ったとしても奇跡的な出会いなんてなければ世界観が変わるほどの景色も食べ物もきっとない。

 私は「どこか遠くに行きたい」という感情を自分自身の立場や取り巻く環境、人間関係、そういったものをすべてかなぐり捨てて新しい自分に生まれ変わりたいというメタモルフォーゼ的欲求だと解釈している。しかし物理的に遠くへ行ったり自然豊かで静かな場所へ行ったとしても何も起こらないのだ。期待に反して何も得られないという絶望にも似たがっかり感を得るしかない。やはり虚無。

 

 とはいえ、どこかに行こうという気分になったのが珍しいので気分がそこそこ乗ってるうちに明日行く場所を考えている。どの場所もまあ単純に興味がないしどうせ何も起こらない、自分のためにならないと思うし虚無だけど。いちおう。